昨年このブログでも書いたのですが、山形県高畠町で有機農業に携わる人々のドキュメンタリー映画が製作され各地で上映されています。


「有機栽培」という言葉もすっかり身近になりました。
以前は自然食専門店でしか買うことの出来なかった有機栽培や無農薬の野菜が、今では、スーパーや百貨店などでも見つけることが出来るようになりました。

今となっては、「有機栽培」という言葉は認証されたものしか使えなくなりましたが、果たして私たち自然食の業界に関係するものや、安全と健康を求めて自然食を愛好する人々が、どの程度有機農業の本質を理解しているのでしょうか？
認証マークがついているものを選んで食べていればいいのでしょうか？
「JAS有機」や「特別栽培」、はては「ポジティブリスト」と、法や規制だけを優先に考えたりしていないでしょうか？

自分たちの食べているのものの本質を知るうえで、

水道水の汚染や危険性について騒がれて久しくなります。
安心と安全を求めてペットボトルの飲料水を購入されていたり、家庭に浄水器を取り付けられている方も多いと思います。
先日、「食品と暮らしの安全」という月間の小冊子を読んでいて、水に関しての興味深い記事を見つけました。
全国各地の「日本の名水」や、ペットボトルのミネラルウォーターの中に含まれる硝酸態窒素の濃度を調べたレポートです。

硝酸態窒素とは、植物(農作物)が根から吸収する窒素のことで、リン・カリウムと並んで三大栄養素とも言われ、植物(農作物)の生育・生命維持に欠かせない大切な栄養素なのですが、収穫量を上げようと化学肥料の窒素を大量に投入すると問題が起こるようです。植物に吸収されずに土壌に残留した窒素は、地下水に流れ込んで汚染の原因となるからです。

硝酸態窒素は、通常摂取する程度では、特に人体に有害なものではないようですが、ヒトの体内で亜硝酸塩に変化すると、乳児のメトヘモグロビン血症という、死にもつながる酸素欠乏状態を引き起こしたり、強力な発ガン性物質であるニトロソ化合物の生成に関与していると指摘されているようです。


「食品と暮らしの安全」の調査記事では、「日本の名水100選」の採水地付近の水9つのうち8つが汚染されていました。
都会から離れた環境のよいと思われるところの「名水」も汚染されていたのに意外な感じがしたのですが、汚染原因が化学肥料の大量投与による地下水の汚染ということを考えると、田園地帯の「名水」が汚染されているということも納得がいきます。
また、全国各地の名水をペットボトルに詰めて市販されているミネラルウォーターに関しての調査でも、その多くが硝酸態窒素に汚染されていました。有名ブランドの多くの製品も汚染されています。ただ、ほとんどの製品は、健康に影響するレベルのものではありませんが、やっぱり気になります。
そのなかでも・・・

4月になりました。
関東地方では、桜が満開です。


4月は、新しい始まりのある月です。
お正月も新しくなった年を祝い、気持ちを新たにし、希望と期待に胸をふくらませますが、
4月の新しい始まりは、希望や期待がより生活に密着した現実感にあふれています。

会社では、新しい期が始まり、学校では新学期です。
今日が入社式や入学式だった方も多いことと思います。
暖かい日差しと満開の桜は、新しい門出をみごとに演出しています。

新しい制服に身を包み、期待と不安が交錯している・・・・
そんな人が街にあふれていることでしょう。

私たちの売場にも、新しい装いに

地震の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。


昨年の夏休みに能登に旅行に行ってきたばかりなので、テレビに映る映像の所々に見覚えのある風景があります。
「あぁ、あの道路があんなに陥没してしまっている。」
「この崩壊してしまった家並みは、あそこではないだろうか？」
初めて訪れた土地でしたが、それだけに強い印象が残っています。

輪島の朝市で会話したおばあちゃんの顔を思い出し、その時会っただけなのになぜか心配になったりします。


奇しくも、2年前におきた大地震で福岡の仮設住宅に避難していた玄界島の島民が、ようやく島に完成した県営住宅や島の仮設住宅に引っ越しができたというニュースがあったばかりのその当日に能登半島での地震。
これから復興までに長い年月がかかってしまうことでしょう。
早く余震がおさまって、

2/28〜3/2まで、東京ビッグサイトで「2007スーパーマーケットトレードショー」が開かれました。
当社のブースも出展していましたし、食品を扱うお店に勤める者として、食品の流通の現状を知るうえでは、見ておかなければならないと思い見学してきました。